日本専門医機構のホームページに2025年度採用専攻医のプログラム応募シーリング数が掲載されました。https://jmsb.or.jp/kenshu/#an08
シーリング(ceiling)とはもともとは「天井」、「最も高い値」などという意味がありますが、専攻医研修制度における「シーリング」は「診療科ごと、都道府県ごとに設定された採用定員」と解釈して良いでしょう。
2025年度におけるシーリングのある診療科、都道府県は以下の表のようになります。
| 診療科 | 都道府県 |
| 内科 | 東京都、京都府、大阪府、和歌山県、鳥取県、岡山県、徳島県、福岡県、長崎県、熊本県 |
| 小児科 | 東京都、滋賀県、京都府、岡山県、長崎県 |
| 皮膚科 | 東京都、神奈川県、京都府、兵庫県、福岡県 |
| 精神科 | 東京都、石川県、岡山県、福岡県、佐賀県、熊本県、沖縄県 |
| 整形外科 | 東京都、石川県、京都府、大阪府、和歌山県、福岡県、長崎県、熊本県 |
| 眼科 | 東京都、京都府、大阪府、兵庫県、福岡県 |
| 耳鼻咽喉科 | 東京都、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県 |
| 泌尿器科 | 京都府、大阪府 |
| 脳神経外科 | 東京都 |
| 放射線科 | 東京都、京都府、大阪府、岡山県 |
| 麻酔科 | 北海道、東京都、京都府、大阪府、岡山県、福岡県、長崎県、沖縄県 |
| 形成外科 | 東京都、大阪府、兵庫県、福岡県 |
| リハビリテーション科 | 東京都 |
なお日本専門医機構が認定している基本領域のうち、外科、産婦人科、救急科、病理、臨床検査、総合診療についてはもともとシーリングを設定しない方針となっていますので2025年度もシーリング(採用定員)は設定されていません。
新専門医制度が始まった時から採用上限数(シーリング)が検討されるようになりました。シーリングは臨床に従事する医師の地域偏在・診療科偏在の是正が目的となっています。このためシーリングが設定されている都道府県は都心部に多いです。都道府県ごとにシーリングのある診療科の数を表にすると下記のようになります。
| 都道府県 | シーリングのある診療科数 |
| 東京都 | 12 |
| 京都府 | 9 |
| ⼤阪府 | 8 |
| 福岡県 | 7 |
| 岡⼭県 | 5 |
| 兵庫県 | 4 |
| ⻑崎県 | 4 |
| 熊本県 | 3 |
| ⽯川県 | 2 |
| 和歌⼭県 | 2 |
| 沖縄県 | 2 |
| 北海道 | 1 |
| 神奈川県 | 1 |
| 愛知県 | 1 |
| 滋賀県 | 1 |
| ⿃取県 | 1 |
| 徳島県 | 1 |
| 佐賀県 | 1 |
東京都はシーリングを設定しないことになっている診療科(外科、産婦人科、救急科、病理、臨床検査、総合診療)を除いては、泌尿器科以外のすべての診療科でシーリングがされています。各都道府県ごとのシーリング対象となっている診療科はhttps://jmsb.or.jp/kenshu/#an08で確認しましょう。
シーリングのある都道府県でシーリングのある診療科での研修を希望する場合には定員上限にひっかかり希望する研修施設での研修が出来なくなってしまう可能性があります。早めに進路を決めておくことをお勧めします。
なお2025年度採用の専攻医の1次募集の応募期間の2024年11月1日12時から2024年11月15日12時までです。2025年度からの研修を希望する方は忘れずに登録しましょう。




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