内科専門医になるには 2025年度版

内科専攻医

 内科専攻医の研修の一つの目標として内科専門医の取得があると思います。この記事では2025年3月時点における日本内科学会の内科専門医試験になるための方法を解説していきます。

内科専門医になるには 2025年度版

日本内科学会が認定する内科専門医となるためには内科専門医研修の修了要件を満たし、内科専門医試験に合格する必要があります。

内科専門医研修の修了要件

内科専門医研修の修了要件として求められている主なものは下記になります。

  1. 日本内科学会が認定する専門研修プログラムへの参加: カリキュラムに定められた内科領域全般にわたる研修をうける必要があります。標準的かつ全人的な内科的医療の実践に必要な知識と技能を修得することを目的としています。
  2. 専門研修の実施: 2年間の臨床初期研修後に3年間の内科専門医研修を行います。研修期間中は、臨床現場での学習、臨床現場を離れた学習、自己学習などを行います。
  3. 研修実績の記録・登録: 研修内容は、日本内科学会専攻医登録評価システム(J-OSLER)を用いて記録・登録します。
  4. 症例経験:
    • 主担当医として内科の各分野を網羅した70疾患群全てを経験し、症例登録200症例以上を目標とします。
    • 目標は70疾患群全ての経験、症例登録200症例以上となっていますが修了認定としては主担当医として56疾患群以上の経験症例登録120症例以上(外来症例は登録症例の1割まで)となっています。以前の修了要件は症例登録160症例以上でしたが見直されました。
    • 各領域として経験が必要な最低限の症例登録数が新たに設定されています。例えば消化器内科、循環器内科はそれぞれ5症例以上、内分泌内科は2症例以上などが必要です。以前までは領域ごとの最低限の症例登録数は設定されていませんでした。このため自分のサブスペシャリティ領域の症例を多く登録することが出来ましたが、2024年度以降は様々な領域の症例を登録することが求められています。
    • 内科専門研修プログラム外での経験症例は120症例のうち最大60症例まで登録可能です。
  5. 病歴要約の作成・提出: 29編の病歴要約を作成しJ-OSLERに登録します。これらの病歴要約は、所属するプログラムにおける一次評価を受けた後、日本内科学会の病歴要約二次評価査読委員による査読を受け、受理されるまで改訂を重ねる必要があります。病歴要約は全て異なる疾患群での提出が必要です。
  6. 学術活動: 専門研修期間中に、筆頭演者または筆頭著者として学会あるいは論文発表を2件以上行うことが求められます。また内科系の学術集会や企画に年2回以上参加する必要があります。
  7. 講習会の受講:
    • JMECC(内科救急講習会)を受講する必要があります。
    • プログラムで定める医療倫理・医療安全・感染対策に関する講習会年2回以上受講する必要があります。
  8. 医師としての適性の評価: 指導医とメディカルスタッフによる360度評価の結果などを参考に、医師としての適性に疑問がないことが確認されます。
  9. 修了判定: 研修期間が満了し、上記の修了要件を全て満たしていることが、プログラム管理委員会によってJ-OSLERの登録情報や評価結果に基づいて確認され、修了判定会議が行われます。

内科専攻医研修の修了要件、J-Oslerについては下記の記事で解説していますので参考にしていただければ幸いです。

内科専門医試験

 内科専門医資格の取得: 修了判定後、日本内科学会が実施する内科専門医試験に合格することで、内科専門医の資格を取得できます。

 なお第5回内科専門医試験は2025年5月25日に予定されています。

第5回内科専門医試験、内科専門医試験の対策については下記の記事にまとめていますので参考にしていただければ幸いです。

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