【2025年4月開始】スムーズな研修スタートを切るために内科専攻医がやるべきこと
2025年4月から内科専攻医を開始した皆様、内科専攻医としての研修が始まりました。期待とともに、不安を感じている方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、2025年4月から内科専攻医としての研修を開始した皆さんが、スムーズに研修生活をスタートし充実した日々を送るために、この時期にぜひやっておきたいことをご紹介します。
J-Oslerへの登録
まず最初に行うべき重要な手続きの一つが、J-Oslerへの登録です。J-Oslerは日本内科学会の専門医資格取得のための研修記録・評価システムであり、皆さんの研修の進捗を記録し、評価を受けるために必須となります。日本内科学会のホームページにあるJ-Oslerのページから登録しましょう。
登録の際には担当指導医の選択や、研修委員会の承認が必要になります。指導医に確認して登録を行いましょう。
J-Oslerの詳細は下記の記事も参考してください。
サブスペシャリティ学会の入会
内科専門医取得後にさらに専門性を深めたいと考えている専攻医の先生が多いと思います。サブスペシャリティ学会への研修登録も検討しましょう。日本専門医機構の内科のサブスペシャルティ領域には、循環器内科、消化器内科、呼吸器内科、内分泌・糖尿病内科、血液内科、腎臓内科、神経内科、リウマチ・膠原病内科などの分野があります。
学会への入会方法については各学会のホームページを確認してください。学会の入会にあたり推薦人が必要となる場合もありますので指導医に確認することをお勧めします。
また学会の入会とは別に研修開始時期の申請が必要となる場合もありますので確認してください。
これまでに経験した疾患群の症例の確認と整理
内科専攻医研修では研修修了要件に症例登録や病歴要約の提出が求められています。
内科専攻医の研修修了要件としては以下のようになっております。
- 主担当医として通算で最低56疾患群以上の経験
- 計120症例以上の登録
- 外来症例は登録症例の1割まで含むことができます。
- 各疾患領域は50%以上の疾患群での経験が必要です。
- 臨床初期研修時(研修医の時)の症例は、
プログラム委員会が認める内容に限り最大60症例まで登録が認められます

初期研修(研修医)で経験した症例も一部登録することもできますが、内科専攻医として幅広い領域での研修が求められています。これまでの経験を振り返りしっかりと整理しておくことは、今後の研修をより有意義なものにするためにも重要ですし、研修修了要件の観点からも重要です。
- 症例記録の再確認: 初期研修中に記録した症例を再度確認し、どのような疾患を経験したのか確認しておきます。
- 疾患群ごとの整理: 経験した症例を、呼吸器疾患、循環器疾患、消化器疾患、内分泌・代謝疾患など、疾患群ごとに整理しておきましょう。
自身の所属する診療科で研修が困難な疾患群がある場合には、他診療科での研修ができないか検討する必要があります。研修をスムーズに進めていくためにも早めに確認することをお勧めします。
病歴要約の作成と評価プロセスの理解
病歴要約はJ-OSLERにおける重要な評価項目です。29症例の病歴要約を作成し以下の評価プロセスを経て承認を得る必要があります。
- 個別評価:担当指導医による評価。
- 一次評価:プログラム統括責任者が指名した病歴指導医による評価。
- 二次評価:外部の査読委員による評価。
評価の過程で修正(Revise)や差し替え(Reject)を求められることがあります。質の高い病歴要約を作成するためにも、早めの準備と指導医とのコミュニケーションが重要です。
指導医・先輩医師とのコミュニケーション
研修生活を充実させるためには、指導医や先輩医師との良好なコミュニケーションが不可欠です。
- 自己紹介と挨拶: 新しい研修先では、積極的に自己紹介を行い、指導医や先輩医師に挨拶をしましょう。
- 積極的に質問: 不安なことや疑問点は、遠慮せずに指導医や先輩医師に質問しましょう。
- 相談しやすい関係構築: 日頃から積極的にコミュニケーションを取り、相談しやすい関係を築くことが大切です。
まとめ
内科専攻医としてのスタートは多くの新しいことへの挑戦となりますが、しっかりと準備して充実した内科専門医研修を送りましょう。J-Oslerへの登録、サブスペシャリティ学会の検討、これまでの経験の整理、そして良好なコミュニケーションを心がけ、自信を持って第一歩を踏み出してください。皆さんの今後のご活躍を心より応援しています。
このブログでは、内科専攻医の皆さんの研修生活に役立つ情報を発信していきます。今後も、専門医制度に関する情報や、日々の臨床で役立つ知識、経験談などを共有していく予定です。ぜひブックマークやフォローをお願いいたします。





コメント