専攻医の診療科別採用人数 2018年度から2024年度のまとめ

専門医制度

この記事では2018年度から始まった日本専門医機構による新専門医制度における診療科別の専攻医採用人数について記載します。

日本専門医機構はホームページで専攻医に関する情報を公表しています。
日本専門医機構のホームページはhttps://jmsb.or.jp/です。
その中で専攻医の採用人数については下記に公表しています。
https://jmsb.or.jp/senkoi/#an09

2018年からの新専門医制度では基本領域として内科、小児科、皮膚科、精神科、外科、整形外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、脳神経外科、放射線科、麻酔科、病理、臨床検査科、救急科、形成外科、リハビリテーション科、総合診療科の19領域が日本専門医機構によって認定されています。

2018年度から2024年度の専攻医の採用人数は19の基本領域別に下記の表のようになります。

診療科20182019202020212022202320242018年度から
2024年度の合計
内科267027942923297729152855285019984
小児科5735485655465515265323841
皮膚科2713213043033263482972170
精神科4414655175515715625703677
外科8058268299048468358075852
整形外科5525146716236446517394394
産婦人科4414374764755174814823309
眼科3283343443293433103312319
耳鼻咽喉科2672822662172562032061697
泌尿器科2742553233123103383432155
脳神経外科2242522472552372172191651
放射線科2602342472682993413431992
麻酔科4954894554634944664863348
病理11411810295999390711
臨床検査6191421223618136
救急科2672862793253704084722407
形成外科1631932152092532342261493
リハビリテーション科756983104145136153765
総合診療1841792222062502852901616
合計841086159082918394489325945463517
https://jmsb.or.jp/senkoi/#an09より作成

専攻医全体の採用人数は2018年度以降は徐々に増加傾向にあります。この理由は医学部の定員の増加により、医師国家試験の合格者の人数も増加しているからと考えられます。


2018年度と2024年度を比較した場合の専攻医の採用人数の増減率を大きい順番に並べた場合には下記のようになります。

診療科20182024増減率(%)
臨床検査618300.0%
リハビリテーション科75153204.0%
救急科267472176.8%
総合診療184290157.6%
形成外科163226138.7%
整形外科552739133.9%
放射線科260343131.9%
精神科441570129.3%
泌尿器科274343125.2%
合計84109454112.4%
皮膚科271297109.6%
産婦人科441482109.3%
内科26702850106.7%
眼科328331100.9%
外科805807100.2%
麻酔科49548698.2%
脳神経外科22421997.8%
小児科57353292.8%
病理1149078.9%
耳鼻咽喉科26720677.2%

専攻医全体では112.4%となっていますので、平均を下回っている皮膚科、産婦人科、内科、眼科、外科、麻酔科、脳神経外科、小児科、病理、耳鼻咽喉科は専攻医採用人数の比率は2024年度では2018年度と比較して相対的に減少していることになります。一方で泌尿器科、精神科、皮膚科、放射線科、整形外科、形成外科、総合診療、救急科、リハビリテーション科、臨床検査科では専攻医採用人数の比率は2024年度では2018年度と比較して増加していることになります。

専攻医の採用人数は、シーリングの影響を除けば研修医の希望する診療科とおおむね近いものと思われます。臨床検査科はもともとの採用人数が少なかったので増加率は大きくなっていますが、リハビリテーション科、救急科、総合診療などは進路としている希望している研修医が増加していると推定できます。
なお専攻医の採用人数は年度によってばらつきがありますので、上記の表は単純な比較でしかありません。診療科別の人気があるとか人気がないとかを申し上げるつもりはありません。

また当然ではありますが専攻医の採用状況からご自身の診療科を選択する必要はありません。
ご自身のやりたいことのできる診療科を選択することが一番だと思います。


コメント

タイトルとURLをコピーしました